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ホウネット通信

茶谷さんのヨーロッパ旅行記 2

2006年1月12日

戦争をしなかった国スイスを訪ねて

ヨーロッパに学ぶもの多し。

旅はスイスへ。ドイツとスイスの国境では旅券を出さずにバスごと通過です。

(1)スイスは「山とみずうみの国」です。天然の要害。ドイツ軍が侵入しなかった理由の一つがわかったような気になります。ドイツと同じように農地は緑に包まれ休耕田は全くありません。

(2)「アルプスの少女ハイジの世界」を体感しました。山々の斜面に並ぶ赤色の三角屋根。玩具のように見えますが一つ一つは結構大きな家です。近くに見る家々の軒下には「薪の山」。自然燃料をドイツと同じように使っています。

(3)目玉の「ユングフラウ」は雨でした。3400メートルに一気に登山電車で。私も若い人も「高山病」。快晴なら景色で気分が晴れたかもしれません。しかし、危険な急上昇でした。旅行会社は説明不足です。

(4)首都ベルンへ。ベルンとは「熊」のことです。ベルンは街全体が「世界遺産」です。古城から街を望むと緑の木々に包まれた素晴らしい赤い三角屋根の家々。公園では少年が手に止まる小鳥を楽しんでいました。

(5)石畳が続き、市電は名鉄電車より立派で低床です。音も静かです。連邦議会は平地にあり、前庭は噴水。道路を挟んで広い広場には屋台が並び市民は街頭に並んだガーデンで食事などを楽しんでいました。議会の警備員は一人だけでした。平和そのものです。

(6)散歩と買い物。手ごろな「ペッパーミル」(胡椒挽き)を買いました。粗末な紙に包むだけ。ゴミ対策は徹底していました。リンゴは二つ買っても裸のままで受取ります。スボンで埃をとって丸かじりしました。

(7)スイスも空気は乾燥していて、体感温度は低くさわやかです。ホテルで下着を洗って部屋につるしておくと朝には乾いています。

(8)スイスの産業について不勉強ですが日本からは2300億円の年間輸入。日本は年間5200億円をスイスから輸入しています。人口は720万人。GDPは一人当たり世界3位です。米国6位。日本8位(2003年度)

(9)ジュネーブは国境の街。フランスへの入国もパスポートを開いて見せるだけです。新幹線でパリへ。在住の日本人ガイドは「JR西日本のような事故は起こりません。安心して旅を楽しんでください」といいました。

(10)フランスでも私のヨーロッパ感を身体で再認識しました。セーヌ川。ルーブル、オルセイ両美術館。地下鉄。歴史を学んでもう一度行きたい。

フランス紹介は次号に書きます。

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