中小企業メールマガジン №30
2011年9月21日
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 弁護士法人名古屋北法律事務所 ホウネット 中小企業メールマガジン No.30(2011年8月4日配信) /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ∞∞∞I N D E X∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○コラム ◆◇立木勝義さんを送る(2)◇◆ 弁護士 長谷川 一裕 ◆◇「中小企業経営に役立つワンポイント豆知識」◇◆ 『債権の回収(15)―債権の管理―』 弁護士 鈴木 哲郎 ○行事案内 【暮らしと法律を結ぶホウネット 法律講座のご案内】 ○編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ■□コラム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇立木勝義さんを送る(2)◇◆ 弁護士 長谷川一裕 立木さんに転機が訪れたのは、中曽根内閣の国鉄分割民営化路線が強まった 1980年代末から1990年代初頭。片耳の聴力に障害があり、機関士として働く ことが厳しくなっていた中で、分割民営化反対のたたかいの中で知り合った森山 文昭弁護士(名古屋法律事務所)に誘われ、国民の人権の擁護と社会正義の実 現をめざして法律事務所で働く道に転身しました。1992年のことです。 1992年は、私が衆議院選挙に立候補するため古巣の名古屋南部法律事務所 から名古屋法律事務所に移籍した年でした。以来19年間、私は立木さんと苦楽 を共にしてきました。 立木さんは、事務所入所後、事務局次長、事務局長として事務所の要として仕 事に従事する傍ら、様々な社会運動に参加します。私が一番思い出に残るのは 新南陽工場住民訴訟でした。名古屋市発注のゴミ処理工場で、土壌の水銀汚 染、ゼネコンによる工事費の9億円上乗せ談合がされていたというスキャンダル が「しんぶん赤旗」記者のスクープによって明るみに出ると、直ちにこの不正追 及のたたかいに参加、名古屋市議会に対する不正疑惑追及、住民監査請求、 住民訴訟と続く裁判闘争の中で、「新南陽工場疑惑を追及する会」の事務局長と して活躍しました。このたたかいは、10年近くの裁判闘争を経て最高裁判所ま でもつれ込み、住民側完全勝訴、鹿島建設等の大手ゼネコンに遅延損害金を含 めて12億円以上を返還させるという大きな成果を収めました。私は同訴訟の弁 護団事務局長として立木さんと二人三脚でたたかいましたが、地裁の勝訴判決 を持って西尾名古屋市長やゼネコン各社に早期解決を申し入れた時の様子は 今でも鮮明に覚えています。 立木さんが中小企業家の運動に本格的に加わるようになったのは、私の記憶で は97年頃からでしょうか。愛知中小企業家同友会の中村地区に加わり、めきめ きと頭角を現します。最初は名古屋法律事務所と中小企業の結びつきを強めよ うという「下心」もありました。中小企業家同友会を含む中小企業団体に参加する 企業は、だれでも、自分の会社の経営のために参加されます。でも、その中で、 本当に信頼を集めるのは、自社の経営のためではなく、中小企業の苦境を知り 、資金繰りのやりくりに苦労する企業家の姿に共感し、その地位向上のために真 剣に活動する方々のように思います(続く)。 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ ◆◇「中小企業経営に役立つワンポイント豆知識」◇◆ 『債権の回収(15)―債権の管理―』 弁護士 鈴木 哲郎 債権の回収をテーマにしたお話は、今回が最終回です。 取引を継続していくうちに、取引先の経済状態が悪化し、債権を回収できなくなる 可能性は常に存在します。 そこで、取引係属中から、自社の債権をしっかりと管理し、いざというときの債権 回収に支障が生じないようにすることが重要になってきます。 今回は、そんな「債権の管理」について簡単にお話しします。 ポイントは3つ。 (1)取引の記録の整理 (2)入金状況のチェック (3)与信限度額の設定・遵守 それぞれの詳しい説明は、名古屋北法律事務所ホームページに掲載していま す。続きをご覧になりたい方は、以下のURLをクリックしてください。 http://www.kita-houritsu.com/?p=3262 ■□行事案内━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【暮らしと法律を結ぶホウネット 法律講座のご案内】 判断能力が衰えている方の財産を狙った悪質な犯罪や孤独死などが社会問題 となって注目を集め、そういった方の権利擁護が大きな課題となっています。 6月から12月にかけて、主に高齢者の方、あるいはその身近にいらっしゃる方を 意識した4つの講座を企画しました。 どなたでもご参加いただけます(参加費用はかかりません)。ふるって、お気軽 にご参加ください。お申込みやお問い合わせは ホウネット事務局(電話:052-910-7721) 又はホームページhttp://www.kita-houritsu.com/?p=3142 をご参照ください。 ★終了しました★(1)テーマ「成年後見制度」 講師:弁護士 鈴木 哲郎 2011年6月23日(木)14〜16時 名古屋市北生涯学習センター「視聴覚室」にて (2)テーマ「相続」 講師:弁護士 加藤 悠史 2011年8月25日(木)14〜16時 名古屋市北生涯学習センター「視聴覚室」にて (3)テーマ「遺言」 講師:弁護士 山内 益恵 2011年10月5日(水)14〜16時 名古屋市北生涯学習センター(予定) (4)テーマ「高齢者の消費者被害」 講師:弁護士 裵 明玉 2011年12月6日(火)14〜16時 名古屋市北生涯学習センター(予定) ■□編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地デジ化の波に乗らないと決めた我が家は、この2週間とても静かな時間を過 ごしています。最初の数日は、習慣になっていた朝の出勤前と夜のニュースを 見ながらの食事ができず、少し寂しさがありましたが、テレビに気を取られて時 間が過ぎるということがないので、その分子どもとの会話も増えた気がします。 情報を得るツールはほかにもあるので、今のところテレビが無くて不自由だとは 感じていません。今日の天気は、朝の空模様と相談して出かけるので、感覚も 研ぎ澄まされたような気もします。 つくづくテレビは受け身の素材でしかないのだなと感じました。テレビのすべてが 悪だとは思いません。が、テレビの無い生活は意外に豊かな生活なのかもしれ ません。(F) ↓↓↓↓↓ご感想や御意見はこちらから↓↓↓↓↓ hounet-sme@kita-houritsu.com ↓↓↓↓↓ブログのバックナンバーをご覧になれます↓↓↓↓↓ https://g104.secure.ne.jp/~g104135/melmag/ ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 【中小企業メールマガジン】 中小企業メールマガジン No.30(2011年8月4日発行) 発行日:月2回・月曜日配信(休刊:祝日、年末年始など) 創刊日:2010年4月5日 ↓↓↓↓↓本メールマガジンの登録はこちらから↓↓↓↓↓ hounet-sme@kita-houritsu.com ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 【発行元】 ======= 弁護士法人名古屋北法律事務所 ======= ======= 暮らしと法律を結ぶホウネット ======= ─┌──┐ 〒462-0819 名古屋市北区平安二丁目1-10 第5水光ビル3階 ─│\/│ TEL:052-910-7721? FAX:052-910-7727 ─└──┘ MAIL: hounet-sme@kita-houritsu.com HP:http://kita-houritsu.com/ Copyright(C) 名古屋北法律事務所? All rights reserved.