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事務所だより

秋の連休を楽しむ 豆電球No.73

2008年10月14日

秋の連休を楽しむ

11日(土)から体育の日の13日まで三連休となった。快晴の秋晴れ。
最近の土曜日は、喫茶店で妻とモーニング、新聞配達、図書館とコースが決まっている。 小牧市には新しい喫茶点が次々と生まれ、朝のモーニングサービス競争花盛りである。コーヒーに、トースト、サラダ、果物がつき、380円から420円。広島出身の妻は
はじめは愛知の喫茶店の多さに目を丸くしていたが、そのおかげて大変、サービスが充実している。午後も、シフォンケーキやコーヒーゼリー、ミニバフェが付いてくる。
図書館では、ようやく北方謙三の水滸伝19巻が来たという連絡があり、借りることができた。19巻では、梁山泊が陥落し、童貫に壊滅させられ、宋江が死 ぬというストーリーはわかっていたが、18巻を読み終わってから三週間も待たされると人物の名前やら筋を忘れてしまうそうになる。小牧は財政がそれなりに 潤沢なのだから、人気がある本は、福数冊用意できないものだろうか。もう一冊は、村上の本。小牧図書館は、駐車場が狭いこと、学習室の座席が少なく、秋以 降は朝から並ばないと座れない等の問題はあるが、一度に20冊まで借りられるのが嬉しい。毎回借りてきた本を積み上げて次々と読破していく妻には感心す る。
午後は、被疑者国選弁護人に選任されたイラン人の覚醒剤取締法違反事件で通訳の方と一緒に中警察署で接見。終了後、栄まで歩いたら、名古屋まつりで大混雑していた。
12日(日)は、地元の秋祭り。町内会副会長を務めた昨年は大変だった。テントの組立、子供獅子に来る子供たちの祝儀の準備(年齢に応じて、200円、 300円、500円)等。今年は、テントの組立と解体だけお手伝いした。北外山区では、子供が少なくなり、獅子が出せないところもあると聞くが、わが町内 は若い世帯が多く、そんな心配はない。お祭りなので、昼ご飯は寿司。日本酒が好きな祖父だが、最近は医師から飲酒を制限され、我慢が続いている。久しぶり の酒二合であった。
午後は、家で毎日ウィークリーを辞書を片手に読む。一号分読むのに、3時間以上かかってしまう。大学入試では、旺文社の「総単」(豆単ではなく、分厚い方である)を通学の電車の中で暗記したのに、殆ど忘れているし、新た敷く覚えても忘れてしまう。
村上泰亮の「反古典の政治経済学」にとりかかるが、眠くなる。村上氏は、佐藤誠三郎や西部邁らの流れにある保守的立場に立つが、右派の立場から新自由主 義に対して厳しく批判している。イギリスの産業革命と資本主義化の関連についての歴史的事実を指摘しているところだけを拾い読みしたが、難解な表現が多く 読破を断念いする。乗り越えるべきという古典の一つとしてマルクスの歴史観をあげるが、「黒く描いて批判する」の類に属する印象を受けた。よくある誤解で あるが、マルクスの歴史観は、政治や思想等のいわゆる上部構造による下部構造に対する反作用、あるいは歴史における個人の役割を軽視するものではないのだ が。
夕方、妹が、鯖の押し寿司を持って、墓参りを兼ね、やってきた。以前は、三人いる甥、姪のうち必ず一人はついてきたものだが、一人でやってきた。お互い子育てもそろそろ一段落を迎えようとしているようだ。
夕食後は、自宅でのんびり。妻は、中3の長男のおもちゃである「太鼓の達人」をやりながら、失敗すると「チッ」と言って悔しがり、なかなかゲーム機を離 そうとしない。長男は大部はまっている。はじめは任天堂DSでやつていたが、今度はブレストポータブルのソフトを購入してきてやっている。私は、ドラエモ ンの歌や大塚愛の花火といった定番の曲の普通レベルも十分叩けないが、長男は「鬼」という高いレベルで楽しんでいる。夢中になると、たかながらリズムに併 せて口の回りの筋肉が動いているので、見ているとおもしろい。相当なレベルと思えるが、上には上がいるようで、息子に見せられたユーチューブの動画は凄 かった。30歳前後の男性が、ゲームセンターで、二台の太鼓ドンドンを、それぞれ別の曲を打っている動画であるが、すさまじい動きだった。一台の太鼓だけ でも、「青」と「赤」が交互に現れて(青と赤では叩く太鼓のポイントが違う)むつかしいのに、二台を同時に打ちこなすなんて、なんてあなたは素晴らしいん だ!!と感動した。終わったときには、回りの見物客が拍手していた。そういう人たちはゲームセンターで拍手喝采を受けるために必至で練習を積んでいるに違 いないと妻は言う(続)。

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