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事務所だより

震災2 −自由法曹団− 豆電球№115

2011年4月8日

東北関東大震災からまもなく一ヶ月。人命救助から被災者の生活支援に重点が移っている。
マスコミが流す報道を見ていると、避難所では依然として物資が不足し、また劣悪な環境の中で呼吸器疾患を発症したり、死亡していく高齢者が相次いでいるという。

自由法曹団愛知支部では、ドラム缶20杯の灯油を現地に送る運動を広げている。
灯油を運搬するためのタンクローリーの確保、現地での配送等は、全て愛知県労働組合総連合や現地の労働組合の方々にお任せしているので、弁護士はお金を送るだけである。カンパしかできないのかという歯痒い思いを堪えながらも多くの団員弁護士が協力してくれている。

自由法曹団は、阪神淡路大震災の時、被災者の支援等に取り組むだけでなく、弁護士としての専門知識を生かした無料法律相談活動等を行ったりした。
震災後の借地借家関係はどうなるのか、工場が倒壊したりした場合の雇用関係はどうなるのか、事業資金や住宅ローンの取り扱いはどうなるか等の様々な法律問題が発生する。そうした疑問に的確な助言を行うことは弁護士しかできない。
弁護士会では、災害復興協力弁護士の登録を呼びかけたり、災害に関わる法律問題について学習会を開催したりしている。名古屋北法律事務所の若手弁護士たちも現地での無料法律相談活動に参加する準備を進めているようだ。

自由法曹団は、1921年に創立され、今年で90周年を迎える。
神戸の造船労働者のストライキに対する天皇制権力の弾圧の中で、労働者、国民の自由と権利を守ることをめざす法律家たちが結成した。戦後、刑事弾圧事件、労働裁判、公害裁判等を担い、重要な判例を打ち立て、国民の人権擁護のために実績を残してきた。

その歴史と伝統を受け継ぎ、大震災の被災者支援を始めとするたたかいに全国の自由法曹団員は奮闘することだろう。

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