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弁護士紹介・山内益恵

山内 益恵

プロフィール
1992年 同志社大学法学部卒業
2004年 弁護士登録
愛知県弁護⼠会両性の平等に関する委員会、⼦どもの権利委員会、⾼齢者障害者総合⽀援センター運営委員会、名古屋市社会福祉審議会議員、愛知労働局ハラスメント防⽌アドバイザー、元春⽇井市男⼥共同参画審議会副議⻑、元名古屋市放課後事業等運営主体選定委員、元愛知県⼥性相談センター嘱託

山内益恵弁護士の重点取り扱い分野

1.離婚など家族の分野
弁護士になって最も多く取り扱ってきたのは、離婚やその前後に発生する問題への対応です。離婚は誰にとっても重大な人生の岐路ですが、とくに結婚によって経済的活動をセーブした女性にとって切実な問題ですし、子どもがいる場合はさらに複雑な問題が生じます。一緒に最善の一手を考えていきたいと思います。DV問題にも積極的に取り組んでいます。
2.相続、財産管理など高齢者・障害者の分野
少子高齢化に伴って、高齢者や障害者の問題は、家族だけでは支えきれなくなってきています。このため現在、保佐人、成年後見人、任意後見人などとして、複数の高齢者・障害者の生活や財産管理をお手伝いさせて頂いています。遺言等相続対策の助言なども行っています。
3.消費者問題の分野
消費者の善意につけ込んで、価値のない商品を多量に売り込む消費者問題や、サラ金問題にも取り組んでいます。高齢者や障害者の方が狙われることも多いのですが、クーリングオフなどの制度もありますので、早期の対応が肝要です。

社会に参加したいという思いで育児をしながら司法試験に挑戦。

私が真剣に司法試験の勉強に取り組んだのは、2歳の長男を保育園に入れてからでした。当時の私は育児で大変でもありましたが、もっと社会に参加したいという焦りにも似た思いもありました。弁護士は、専門性があり一生続けられる仕事だということ、自分の信念に従って自由にものを言うことができることが魅力でした。家事や育児との両立ができそうな「自由業」という響きにも憧れていました。

社会的弱者と言われる人たちの心に寄り添える弁護士でありたい。

このような経歴もあり、私は家庭や子どもの問題、労働者、消費者の問題など生活に密着した分野に強い関心があります。また、国や地方公共団体が率先して社会的弱者と呼ばれる人々を切り捨てている現実にも否応なく直面させられます。こうした社会の矛盾に鋭く反応し、社会的弱者と言われる人たちに共感できる弁護士でありたいと思っています。

長谷川弁護士の人柄、仕事に対する姿勢。それが魅力で当事務所を選びました。

名古屋北法律事務所を就職先に選んだ理由は、ひと言で言えば、長谷川先生の魅力です。司法試験に合格した後に、いくつかの事務所を廻ったのですが、長谷川先生は仕事に対しては厳しく、でも、事務局と弁護士の間に壁を作らず、みなさん、和気あいあいと仕事をされていました。その姿がすごく理想的だと思いました。

自分の強みは、法的視点と主婦としての生活視点を持ち合わせていること。

自分の強みがあるとしたら、家庭をもって、ふたりの子どもを育てていることでしょうか。私自身、離婚家庭に育って辛い思いもしましたし、専業主婦の経験もあれば、非正規社員として労働法を知らずに働いていたこともあります。こうした経験がすべて弁護士として仕事をするうえで糧になっていると思います。仕事と家庭との両立は大変ですが、相談にこられる方も、みなさん苦しんでいらっしゃるので、すごく共感できるんですよね。家庭を持ってからこの仕事に就いたこともあり、当初は「弁護士らしくない」ことが悩みだったのですが、これを逆手にとって、なんでも気軽に話せる弁護士であろうと思っています。

依頼者の話を親身に聞き、解決の糸口を見つけて差し上げたい。

離婚や成年後見、相続など家事分野の事件は女性弁護士への期待を感じる分野で、私も力を入れて取り組んできました。なかでも、高齢化社会の中でニーズが高まっている成年後見にはさらに力を入れていきたいと思っています。ケアマネージャーやヘルパー、NPO、行政の方々とも連携をとりながら、認知症や障害のある方が地域の中で最後まで自分らしく生きていけるよう、法律の専門家として力を尽くしたいと思っています。

また高齢化社会という話でいえば、相続に際して、その手続きや親族間の紛争を回避する方法などを発信していきたいと思います。

特に印象に残っている事件は、外国人女性と日本人男性の離婚事件。

弁護士としてさまざまな事件に関わってきましたが、中でも印象に残っている事件は、20代の外国人女性と初老の日本人男性の離婚事件でしょうか。それは典型的なドメスティックバイオレンス(DV)の事案でした。妻は結婚してから、一切、生活費をもらえず、また夫は酒癖が悪く、酔っては暴力を繰り返したため、彼女は子どもを連れて逃げました。彼女は保護命令を得たうえで、離婚の調停を申立てましたが、夫は暴力を一切否定したうえ、妻の不倫を疑い、父子関係を確かめるためのDNA鑑定を要求してきました。彼女は、当初は日本語もたどたどしくはかなげでした。ところが離婚の調停などを通じて日本の社会を知り、日本語もみるみる上達し、母親として成長していき、判決で離婚が成立する頃には、パートの仕事と子育てを両立させ「子どもと一緒の今が一番幸せです」と、素敵な笑顔を見せてくれるようになりました。

お一人で思い詰める前に、ご相談にいらしてください。

法律事務所にご相談にいらっしゃる方は、何らかの問題にぶつかり、それを自力で解決できなくなって、助けを求めに来られていると思います。まずはよくお話を聞いて、問題点を整理し、ご本人の気がつかない解決の糸口を見つけて差し上げたいと思っています。思い悩む前に、まずはご相談ください。

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2014年04月25日
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